子どもの水難事故が危ない夏
注意点&溺れたらこう対処しよう

長い夏休みやレジャーで大盛り上がりの夏。水遊びができるのも暑い夏ならではの醍醐味ですね。特に子どもたちは夢中になって遊びます。しかし毎年夏になると水難事故のニュースが絶えません。せっかくの楽しみを悲しい思い出にしないために、周りが十分に気を付けてあげる必要があります。今回は水難事故に備えての注意点や対処法をまとめました。

スポンサーリンク
  

子どもの水難事故に要注意の夏

海や川、プールに行く機会が多い夏休み。家族だけではなく、親戚や友人たちも含めて出かけるという人も少なくないでしょう。しかし毎年この時期になると、痛ましい水難事故のニュースが連日のように報道されますね。
警察庁の発表によると、2016年に水難事故に巻き込まれた人は735人(前年同期+62人)、そのうち死者・行方不明者の数は304人(前年同期+37人)と発表されています。発生場所は海や河川がほとんどを占めています。小さい子の死亡原因のひとつには不慮の事故が挙げられますが、中でも交通事故と同じくらい多いのが溺死なのです。もちろん家庭内でも起こりえますが、なんと言っても海やプール、川での危険は家の中の比ではありません。

子どもの水難事故に関する注意点

なんと言っても一番大切なことは子どもから目を離さないことですが、それだけでは十分とは言えないのです。当の子どもは声を上げてSOSを知らせることはできないのでしょうか。基本的には、溺れてしまうと呼吸をするために必死になりますから、まず声は出せないと思ってください。映画での「助けて!」と叫ぶようなわかりやすい溺れ方は、現実ではまずないのです。呼吸をするために必死なわけですから、声だけでなく、動作での訴えもまず無理でしょう。気を付けるべきなのは、犬かきに見えるような動作でも溺れているケースがあるということです。水面に体を出そうとする必死の動作が、泳いでいる様子に見えることはしばしばあります。バタバタと必死に動かしている体や足は水の中で見えにくく、特に距離を置いて見ていると、溺れているように見えないのです。この状態で体をなんとか水面に出していられるのは数十秒~1分程度で、体力のない子どもなら20~30秒程度でしょう。
常に大丈夫か確認をしていたら気付いてあげられるでしょうが、100%目を離さないというのはなかなか難しいですね。なので、溺れたようなサインを見逃さないようにすることがポイントです。「息を切らしている」「仰向けになろうとしている」「頭が沈みかけている」「首を後ろにそらしている」「立ち泳ぎのような姿勢になっている」「目がうつろで焦点が定まらない」「水の中でハシゴを登るような動作をしている」「泳ごうとしているが前に進まない」など、少しでも様子がおかしいと思ったら溺れていないか疑ってください。見分けるのは難しいですが、なにより本来大はしゃぎしながら水遊びをするはずの小さい子が、声も出さず静かに動いていたら溺れていないかどうか確認するようにしましょう。
赤ちゃんや幼児を家庭で水遊びさせる際も注意が必要です。水を深くはっていないから大丈夫と思っても、赤ちゃんや幼児がうつぶせに転ぶと、2~3センチの水であっても鼻や口をふさがれて窒息するおそれがあります。1歳代の赤ちゃんであれば、水深10~20センチのプールでも溺れてしまう可能性が十分にあるのです。家庭では、プールや浴槽の底がつるつるしていると足を踏ん張って立てないことがあるので、念のため底の部分にすべり止めをつけておくのが得策です。

スポンサーリンク

子どもが水難事故で溺れたら

とにかく水中から出すことが先決です。頭を胸より下に下げた状態で水から上げてください。溺れている子どもを見つけたら、いかに早く水中から出すかがその後の状態を左右します。しかし溺れている状態だと、いくら小さな子どもでもパニックを起こしていて暴れたり、ぐったりして重くなったりしていて、水中から出すのも大変です。そのような場合は、頭だけでも水面に出すようにしましょう。
お風呂で行水をしていて溺れた場合などは、まずお風呂の栓を抜きます。浴槽から引っ張り上げるのに時間がかかっても水位が徐々に下がれば、早く呼吸を確保できます。
川、海、プールなど水遊び中に溺れてしまったら、大声で周りの人に知らせましょう。人手が多ければ、身体が浮くようなものを所持している人がいたりして2次被害が起こりにくくなりますし、子どもを助けている間に救急車を呼んでもらうこともできます。
水から引き揚げたら意識、呼吸、脈を確かめてください。子どもが泣いたりむせるなどして呼吸が確認できればひと安心です。ぐったりして反応がなければ呼びかけ、頸動脈で脈の有無、心臓の鼓動を確認してください。同時に救急車の要請もします。呼吸が確認できない場合は、救急車を待つ間に人工呼吸をします。子どもの鼻をつまんでから息を吹き込みます。脈が確認できない場合は、人工呼吸に続いて心臓マッサージを施します。胸のやや下をリズムよく強めに押し、救急車が来るまで続けます。
自発呼吸ができ、意識がしっかりしていても念のため病院へ行ってください。溺れた際に水を飲み、肺に入っているかもしれません。水中の細菌や汚れが肺に入ると、肺炎を起こす危険があります。
いざ子どもが事故に遭うと、周りの大人もパニックになりがちです。難しいことでしょうが、水の事故では処置のスピードが生死を分けるので、ふだんから対処法を確認して、適切な処置ができるようにしておくべきでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。子どもは本当に目が離せなくて、一瞬のうちにどこかへ行ってしまうことがよくあります。事前に十分に注意しておくことが大切ですが、何かあった時の対処法もしっかりと頭に入れて最悪の事態を防げるよう心掛けていることがいざというときのためになります。

スポンサーリンク
cotomo

投稿者: cotomo

眠い目をこすりながらも夜更かしするネット住民です。 (技術は伴っていなくても)気になったことを調べたりやってみたりして記事にするのが凄く好きです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です