子どもがノロウィルスに!
対処と食事、消毒はどうする?

今年は早い時期から風邪やインフルエンザが流行り出しました。冬の病気で恐ろしいもののひとつがノロウィルスではないでしょうか。特に小さなお子さんがいるご家庭では、その感染力の高さから家族全員がうつったうつされたの繰り返しで大変な思いをした、というママの話を毎年耳にします。幼稚園や保育園に通っていると仕方ない、と割り切ることも必要ですが、いざかかってしまったらなるべく早く完治してほしいし、自分もうつされて長い間しんどい思いをするのは辛いですよね。そうならないためにも早めの的確な対処で被害を最小限に抑えましょう。

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子どもがノロウィルスにかかったときの対処法

感染後の潜伏期間は約20時間~48時間程度で、比較的早く症状が出始めます。2~3日経つと、症状は回復に向かいはじめます。通常は発症後1週間程度で他人へウイルスを撒き散らすようなことはなくなります。
大人がノロウィルスに感染すると、37~38℃程度の発熱があり、下痢や嘔吐、腹痛などの消化器症状などに大変苦しめられ、一日中トイレにこもりっぱなしということも珍しくありません。しかし小さな子どもの場合はその症状の特徴は少し異なり、発熱はないまま消化器症状だけに苦しめられたり、嘔吐ばかり(ひどいときは一日10回以上ということも)で下痢がほとんどない、などといったことが挙げられます。

ノロウィルスには抗ウイルス薬はなく、嘔吐物や排泄物と共にウイルスが体外に出てしまうまでひたすら待つしかありません。これは大人も子どもも同じです。何も口にしたくはないかもしれませんが、水分と電解質のバランスを保つことが非常に重要です。
どうしても食欲が落ち、何も口にしたくなくなりますが、そのままにしておくのは絶対にNGです。特に子どもの場合は、下痢や嘔吐によって脱水症状が進みやすく、意識障害に陥ったり、最悪の場合は死にいたることもあります。
脱水症状が進むと吐き気が強くなり、水分摂取がより難しくなるので、脱水症状にならないうちに、スプーンやスポイトで飲ませるなど工夫して、水分摂取を促していきましょう。
飲ませるものは、スポーツドリンクを薄めたものや経口補水液などです。小児科医によると、ノロウィルスの時の水分補給の目安は、「体重1kgあたり50mリットル以上を4時間で与える」のが良いそうです。体重10kgの子供の場合、500mリットルを4時間かけて飲ませるということになります。
どうしても口から水分を摂取することができない、という場合は早めに病院を受診して点滴で水分補給をする必要があります。

乳幼児の場合は、自分が嘔吐したものを喉に詰まらせて窒息してしまう恐れもあるので、大人が側について注意して観察してあげてください。

もうひとつ大切なことは、自己判断で薬を飲ませることは絶対に避けることです。少しでも症状が和らぐように、と安易な気持ちで薬を与えると、かえって症状を悪化させたり、長引かせたりする原因となってしまいます。
ノロウィルスによる嘔吐や下痢は確かに激しく、子どもが苦しんでいる姿は可愛そうなのですが、嘔吐や下痢をすることによって、胃腸内のウイルスを排出しているのです。そのため、嘔吐や下痢を薬によって止めてしまうと、体内にウイルスが残ってしまうことになります。

子どもがノロウィルスにかかると家族の看護が必須です。このときに感染予防策をとりましょう。でないと家族全員がノロウイルスに感染してしまうことにもなりかねません。
まずは、子どもを他の家族と隔離して(できればみんながいる部屋と分けて)、看護する人は1人に決めて、感染の拡大を防ぎましょう。家族全員、流水と石鹸を使った手洗いの徹底が必要です。
嘔吐物や便にはウイルスが大量に含まれているので、処理の際はマスクと手袋の着用が望ましいです。ウイルスが空気中に舞い上がらないうちに素早く処理して、ビニール袋に密閉しましょう。塩素系漂白剤を使って消毒しておくのが理想的です。(作り方と使い方は後ほど説明します)

子どもがノロウィルスに!食事は何を与えたらいい?

ノロウィルスに感染すると食欲はなくなりますが、無理に摂取する必要はありません。
ただし、上記で述べたようにノロウイルスの主な症状である嘔吐と下痢に伴って脱水症を起こさないよう、水分補給は欠かさないようにしましょう。
経口保水液はドラッグストアなどで簡単に手に入り、失われた水分をすばやく補給するのに大変有効ですが、美味しくないのが難点です。残念ですが、小さな子どもが素直に飲んでくれるとは到底思えない味です。子どもが嫌がる場合は、ポカリスエットやアクエリアスなどの電解質飲料(イオン飲料)をうすめたものを与えましょう。ただし、うすめて与えても電解質飲料の甘味が吐き気につながる場合があるため、嘔吐がひどくなるようなら湯冷まし(ぬるま湯)やうすめのお茶を飲ませましょう。

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もし少しでも食べられそうな場合や、症状が和らいできた場合は、「胃に負担をかけないもの」、「消化に良いもの」を少しずつ摂取していきましょう。おかゆや鶏のささ身、白身魚、ビタミン・ミネラルが豊富なニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜を裏ごししてスープにしたり、軟らかく煮て食べると食べやすいですし、栄養も補給できます。果物を摂る場合は、腸に刺激を与える柑橘類は極力避け、整腸作用のあるリンゴのすり下ろしを摂る事が好ましいです。さらに体力が回復してきたら徐々におかずを加えていきましょう。はじめのうちはおかゆや柔らかいバナナなどがおすすめです。ミルクや乳飲料、卵などは、普段の食事では栄養価が高いため、取り入れることが理想とされいますが、お腹に刺激を与えてしまうため、できれば完治してから与えるようにしましょう。

子どもがノロウィルスになったら消毒をしっかりしよう!

家族に二次感染しないように、下痢や嘔吐があった場合は消毒をして、なるべく衛生面に気を配りましょう。
家庭で簡単にできる消毒法が2つあります。
1つ目は、85℃で1分以上の加熱をすることです。二枚貝の場合は中心部が85~90℃以上で90秒以上の加熱をしましょう。
食事の場合は調理器具にウイルスが付着している場合もあるので、包丁やまな板もしっかり洗ってから沸騰したお湯をかけるようにすると効果的です。

2つ目は「塩素系漂白剤」のハイタ―を使った消毒法です。(酸素系漂白剤はNG)
ドアノブや手すりなどを掃除する際は下記のように作ったもので消毒しましょう。
塩素系漂白剤10mリットル(ペットボトルのキャップ2杯分)+水2.5リットル(500mリットルのペットボトルペットボトル5本分)
嘔吐したものや、便が直接付着した場所には下記の割合で作ったものを利用しましょう。
塩素系漂白剤10mリットル(ペットボトルのキャップ2杯分)+水0.5リットル(500mリットルのペットボトルペットボトル1本分)

消毒液を取り扱う際は十分に換気を行い、直接素手に触れないようビニール手袋などを使用しましょう。また、金属に使用したときは水拭きをしっかりするようにし、色落ちが気になる衣類などへの使用は避けてください。嘔吐物や便はあらかじめ除去したうえで使用することも大切です。
調理に使う包丁などは消毒液を使って消毒した場合、その後しっかり流水で洗い流しましょう。
使い終わった雑巾は煮沸消毒が望ましいですが、熱湯に漬けるという方法や、使い捨てのものを使用してそのまま捨ててしまうのもいいでしょう。

まとめ

食べても嘔吐してしまったり、お腹もくだしていたり、熱も出てしんどいし、感染力は高いし・・・ノロウィルスは本当に厄介です。小さなお子さんがかかってしまって苦しんでいる姿を見るのはこちらも辛いですよね。こまめな手洗いうがいの予防はもちろんのこと、もし感染してしまったら一日でも早く回復できるよう、適切な処置をして安静に休ませるようにしましょう。

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cotomo

投稿者: cotomo

眠い目をこすりながらも夜更かしするネット住民です。 (技術は伴っていなくても)気になったことを調べたりやってみたりして記事にするのが凄く好きです。

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