雛人形が不要になったら寄付できる?
オークションや供養という方法も

娘さんが嫁いでしまったり、成人を迎えて飾るきっかけがなくなったために不要になった雛人形がお家に眠ってはいませんか。
お祝いで飾られる可愛らしい雛人形ですが、手放したくてもどう処分していいか分からずに困っている人が結構います。特に広い部屋に飾る8段飾りのような豪華なものは場所もとって大変です。今回はそんな雛人形を上手に手放す方法をご紹介します。

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雛人形、不要になったものは寄付ができる

少し雛人形の歴史に触れると、本来なら「一人が一つ持つもの」とされ、譲渡は避けたほうがいいと言われていました。
平安時代は貴族の遊び道具であった雛人形は、江戸時代になってから「雛祭り」の儀式の道具として用いられるようになりました。元々は、1年の厄や穢れをひとがた(人型=人形)のものに移して川に流したのが始まりです。(昔はわらなどの簡素で使い捨てのものが用いられていました)特に女性は穢れ思想により、男よりも女に生まれてきたということですでに穢れているとされており、罪深いということで穢れの禊や、厄払いを多くします。つまり、雛人形の元々は「呪具」であるということです。

時が経ち、文化が発達していくにつれ服を着せたり、着物を派手にしたりして、より人間に近づいていき、公家や武家などの裕福な商家では職人が作る豪華なものになりました。
そうなると川に流すことがなくなり、その代わり、節句が終ると早々に片付けるようになったのです。雛人形をしまうのが遅いと結婚ができないというのは「払った厄を流していないまま」なのです。そういう意味では、女性一人に対して雛人形は一つ必要なわけです。(呪具なので)
他人の雛人形は他人の厄までも、すべて引き受けている人形ということになり、それをもらっても自分の厄払いにはなりません。
しかし、現在ではそこにこだわらることなく譲り合うことも多くなっています。
まだ家で眠っている綺麗なものなら、特に親しい間柄の人へ気軽に譲ることができますよね。
本格的で高価な雛人形の場合、状態がよければ喜んで受け取ってもらえるでしょう。

お飾りの道具も一式揃っていて傷みも少ないのに、譲る人がいないという場合、近くで寄付を募っていないか探してみましょう。
老人施設や福祉施設、児童養護施設、保育園や幼稚園などで雛人形を必要としているところは意外と見つけられます。
近くの施設に問い合わせをしてはいかがでしょうか。
寄付をする場合は、マナーとして汚れはできるだけ掃除をし、運搬の際に壊れてしまわないよう、丁寧に緩衝材に包んで送りましょう。
地区センターのような所で、掲示板に「8段飾り雛人形、受け取り手募集」なんて広告を貼らせてもらうことも可能かもしれません。協力してくれそうな施設へ是非積極的に連絡してみましょう。

雛人形が不要になったらオークションを使う手も

ネットオークションを利用するという手もあります。
特に海外ではインテリアとして人気の高い雛人形。ネットオークションに出品すれば、欲しがっている人の目に留るはずです。より高値で売りたい場合は、英語表記が必要ですが、海外向けのオークションを利用する方が需要があります。「SAMURAI FAMILY」なんてタイトルを付けると、より興味を持ってもらえそうですね。
出品の際は国内向け、海外向けに関わらず、雛人形を飾った全体像、人形一体ずつ、顔や着物のアップなど、鮮明で解像度の高い写真を多く添え、なるべく情報を多く載せて分かりやすく状態を説明した文章を添えるようにしましょう。自分が買い手だったらどんなものが印象的か、どんな情報が欲しいのか考えた上での掲載・出品が分かりやすくて後々のトラブルを防ぐことにもつながります。

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雛人形は不要になったら供養してもらえる?

受け取り手がなくて、寄付を募っているという情報もない、オークションに出品するのも面倒だし、処分してしまいたい、という人はきちんと供養しましょう。
人形やぬいぐるみなど、人間や動物の形をしたものを愛玩していると魂が宿ると言われています。
雛人形は持ち主である女の子に及ぶ災いを身代わりに受けてくれるものなので、ゴミとしてポイっと処分してしまうのは考えものです。
お内裏様、お雛様、三人官女、右大臣、左大臣などの「人形」は特にゴミとして廃棄するのではなく、きちんと供養して処分しましょう。

現代では昔雛人形は流し雛のように水に流して処分するというのは物理的に不可能なので、神社に奉納したりお寺で供養をして貰うのが一般的です。自宅の近くに神社やお寺があるなら、雛人形の供養をしているか問い合わせてみるといいでしょう。中には郵送で受け付けてくれる社寺もありますよ。一概には言えませんが、3000円~5000円ほどの費用で引き取ってもらえるのが一般的です。

毎年行われている人形供養のイベントを活用するのもおすすめです。
10月頃に行われる「東京大神宮人形感謝祭」、徳島で全国から寄せられた雛人形を巨大な雛壇に飾って供養する「ビッグひな祭り」などがあります。どれも供養料として5000円程度で供養してくれると想定していればいいでしょう。

一般社団法人である「日本人形協会」が日本郵政と提携し、「ゆうパック」による人形感謝(供養)代行サービスを行っているので、これを利用するのもよいでしょう。電話やインターネットで申し込みができます。送られてきた「お人形差出キット」の中に入った説明書に沿って手順通りにまとめて返送すればOKです。
自分で供養して欲しい人形を梱包すれば、後は郵便局が集荷してくれるので便利です。
一般社団法人「日本人形協会」HP

まとめ

可愛いけれどいらなくなった雛人形、新しい誰かの手に渡り、また大事に飾ってもらえると嬉しいですね。
スペースはなくてもお雛様、お内裏様だけ出す飾り方もあります。
今一度収納スペースで眠っている雛人形との思い出を振り返り、どのように手放すのが人形にとっても幸せなのか考えてみるのもいいかもしれません。

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cotomo

投稿者: cotomo

眠い目をこすりながらも夜更かしするネット住民です。 (技術は伴っていなくても)気になったことを調べたりやってみたりして記事にするのが凄く好きです。

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