京都の紅葉観光へ
車椅子で行けるスポット!

四季折々の自然が、その大地の美しさや力強さを感じさせてくれる日本ですが、こと京都においてはその魅力はまさに絶景といえるでしょう。

秋も深まり、朝夕の寒さが身に染みるようになってきた頃、紅葉の柔らかく鮮やかな美しさときたら圧巻です。

そんな美しい景色を足の不自由な方にも楽しんでいただけるよう、今回は車椅子でも紅葉狩りのできる工夫やスポットに焦点をあててみました。

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京都の紅葉を観光したい

紅葉はすぐに散ってしまう桜よりも長い期間楽しめるので、紅葉狩りの計画はわりと臨機応変に立てることができます。

もちろん寒い北の地域から見ごろを迎えますが、標高や天候も大きく関係してきますので、一概に上の方から順々に、というわけでもありません。

世界遺産に絞っても清水寺、金閣寺、銀閣寺、二条城、上賀茂神社、下賀茂神社、龍安寺、仁和寺、天龍寺、醍醐寺など、とても1日や2日では観光しきれませんので、行き先は事前に決めておきましょう。

北の地域では、大原・貴船エリアの三千院や貴船神社が11月上旬から色づき始め、約1ヶ月の間美しい紅葉を楽しむことができます。
東は銀閣寺、南禅寺、高台寺などが11月中旬あたりに赤く染まり始め、11月の終わり頃までが見ごろです。
西では金閣寺、仁和寺、龍安寺が同じころ、絶景の紅葉狩りシーズンとなります。
一番人気の嵐山も11月中旬から下旬にピークを迎えます。
南の光明院、東福寺は11月中旬から下旬にかけて、洛中の下賀茂神社や二条城では11月いっぱい、色づいた紅葉を見ることができるようです。
さらに京都府下の宇治川ラインや金剛院では12月上旬まで赤い紅葉が残っていることが多いです。
(※その年の気候や天気によって異なります)

紅葉シーズンの京都は肌寒い時期になってきます。特に紅葉が多く見られるのは山の上だったりするので、気温よりも寒く感じる場合も多いです。そのため防寒対策はしっかりとしていきましょう。専門的にリアルタイムで紅葉の状況を知りたい場合は日本気象協会のサイトをチェックするといいですよ。

京都の紅葉狩り、車椅子でも大丈夫?

「車椅子の方専用に100%整備がされています」というような名所は残念ながらありません。
歴史や伝統ある建築物になるべく手を加えない、という趣旨から、こればかりは仕方がないと思っていただきたいのですが、サポートや工夫がなされているところはあります。(それについては次章でご紹介します)

車椅子で京都の紅葉を楽しむこと自体は可能です。
その際、折りたたみの車椅子を用意してくれる観光タクシー会社を利用すると大変便利です。

毎年大変混雑する京都の紅葉シーズンですが、観光タクシーを利用すれば、駐車スペース確保という煩わしさからまず解放されます。
狭い駐車スペースにやっとの思い出車を停めて、そこから車椅子を出して、という手間が省けます。
タクシーの運転手さんに車椅子を押してもらえるので、写真撮影も容易です。
自身で計画を立てたコースに連れて行ってもらえるのはもちろん、紅葉の見頃を迎えた寺院等の詳細を熟知している運転手さんから色々な情報を教えてもらうこともできます。
場所によっては、足の不自由な方が居る場合、特別に寺院内の防災用道路を利用させてもらって山門付近まで車で登って行く事が可能で、そういった連絡や手続きを予めタクシー会社で請け負ってもらえるので、観光コースの幅が広がるというメリットもあります。

デメリットとしては、やはり自分たちで車椅子を持参して観光するよりも費用がかかるということくらいです。
ただし、そのための手間暇や労力、確実に京都の名所を楽める、などということを考慮すると、やはり観光タクシーは大いに利用価値があると言えるのです。

京都の紅葉スポット、車椅子でもOKな場所

ほんの一部ですが、有名どころを挙げてみます。

■清水寺■

車椅子の方がいる場合は、茶碗坂を上がって突き当たりインターホンを押し、中にいるスタッフの方にポールを遠隔操作で下げてもらって車のまま内部へ。成就院前の車椅子専用駐車スペース(無料)まで行き、ほぼ段差無しで清水の舞台のある本堂を拝観すことができます。
清水坂の一般駐車場からでは、上り坂が続き、介助の方が非常に困難となります。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■知恩院■

御影堂は無料で車椅子のままで拝観することが可能です。
御影堂までは、階段の続く男坂女坂を回避するために駐車場へ上がり、駐車場から移動しましょう。
車椅子の方は案内の方に車椅子である旨を伝えると、御影堂へのスロープに近いスペースへの駐車を案内してもらえますよ。
参拝者は駐車場2時間無料です。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■南禅寺■

「絶景かな絶景かな」で有名な三門のある南禅寺。
方丈へは段差が3段ほどありますが、方丈内部は受付の車椅子に乗り換えて車椅子で拝観が可能です。

車椅子対応トイレ:手すり付のトイレが有
車椅子対応駐車場:一般のものが有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■慈照寺銀閣(銀閣寺)■

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寺社内参拝道は車椅子で移動に困るところはほぼありません。(展望台は階段なので不可)
駐車場より門前までは上り坂が長いので介助者が必要です。
駐車場は無いため自家用車の場合は注意が必要です。
世界遺産ということもあり、11月は非常に混雑します。
観光する場合は平日の開門、朝8時半のを狙って行くのがいいですよ。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:無
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■三十三間堂■

庭園、堂内共にスロープがあり、車椅子での拝観ができます。
ただし、堂内は、車椅子を乗り換え無い場合は、自分の車椅子のタイヤを拭いてからあがらなくてはいけません。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■東福寺■

方丈以南は平坦で拝観しやすいです。パンフレットにもよく載っている通天橋は渡れますが、渓谷へ降りたり開山堂へ行くには階段があるため困難です。
入口に階段があり、内部も所々段差があるため、介助者が必要です。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:一般のものが有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■二条城■

地下鉄を下車してすぐなので、交通の便が良いです。
通行可能な場所が多いのですが、本丸庭園へ行くには門近くに階段があるため、内堀の外から回りこみ西橋から入る必要があります。
二の丸御殿は車椅子で拝観可能ですが、本丸御殿(特別公開)と天守閣は不可です。
とっても広く、細かい砂利道が続くので、介助者の方には少々きついです。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:一般のものが有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■鹿苑寺金閣(金閣寺)■

境内は砂利道ですが、踏みしめられているので介助者もあまり苦労なく回ることができるもよう。
「龍門の滝」より先は階段になっているので来た道を戻らなくてはいけません。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有(割引は無)
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■竜安寺■

境内は階段、砂利道などで通りにくい箇所もありますが、概ね回ることができます。
第2駐車場手前からの消防道路を通って寺務所前まで行けるますが、建物内(石庭園拝観も)は車いすのままでは不可です。
介助者の手助けがあれば、車いすを降りて石庭園拝観ができます。(勅使門を開けて石庭を横から見せていただける場合もあり)

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■仁和寺■

正面二王門(スロープあり)、東門(駐車場)から境内へ入ります。
御殿の拝観は車いすを拭けば可能です。
入口は2段で要介助の方2人以上。
金堂への拝観は、中門の階段(12段)が障害となっていますが、中はおおむね平坦で金堂付近を拝観できます。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:一般のものが有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

■醍醐寺■

総門から仁王門まではフラットです。
仁王門は階段が7段。南側に迂回路があって、境内に入れるようになっています。
上醍醐は山道のため車椅子では通れません。
三宝院の建物内は車椅子不可ですが、霊宝館は車椅子拝観可能です。

車椅子対応トイレ:有
車椅子対応駐車場:有
車椅子ルート:有
障害者割引:有

車椅子用の紅葉狩りモデルコースをご紹介します。寺院境内まで車椅子利用が可能との事です。

【1】上賀茂神社→下鴨神社→銀閣寺→哲学の道→知恩院
【2】勧修寺→随心院→平等院→宇治上神社
【3】三千院→金閣寺→北野天満宮→西陣織会館
【4】本能寺→二条城→東映太秦映画村→車折神社
【5】知恩院→清水寺→三十三間堂→二条城
【6】光明寺→乙訓寺→勝持寺→大原野神社

まとめ

いかがでしょうか。
車椅子でも楽々、というわけにはいきませんが、足の不自由な方でも鮮やかで心躍る紅葉を楽しんでもらえたらと思います。
混雑が気になるなら断然「平日の早朝」に限ります。
それぞれの寺院の開門時間頃に行ってみるとかなりゆっくりと楽しめますよ。

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cotomo

投稿者: cotomo

眠い目をこすりながらも夜更かしするネット住民です。 (技術は伴っていなくても)気になったことを調べたりやってみたりして記事にするのが凄く好きです。

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